2016年10月18日火曜日

<東京経済大学関昭典ゼミナール2016 活動記録17>

<東京経済大学関昭典ゼミナール2016 活動記録17>
9月10日 ベトナム研修7日目 フィールドトリップ1日目
〜いざ、タライ村へ〜
...
 そんなわけで、ベトナム研修の中で最も印象が強く、そして最も過酷なタライ村での3泊4日のフィールドトリップが始まりました。
朝早く起き、ホテルをチェックアウトしてタライ村行きのバスに乗りました。ベトナム人メンバーは残念ながら全員が参加することはできず半数のみの参加となりましたが、日本人メンバーは昨晩高熱で病院に運ばれたTくんと、Tくんのお見舞いに向かった先生以外は全員参加でした。
バスに揺られること4時間。ゲームをしたり映画を見たり仮眠を取ったりし、ようやくタライ村に着きました。
バスを降りた時、まずその景色に衝撃を受けました。
そこには辺り一面緑と土の道と湖しかありませんでした。少し道を進んでいくと、大きな橋があり、そこを渡って村へと進みました。橋の下から見える湖は、茶色く染まっておりとても綺麗とは言えませんでした。
橋を渡り終えると、小さなお店や家がぽつぽつ見え始め、犬やニワトリがいたり、近所の子供達が自転車に乗って遊んでいました。
日本の田舎とはまた違った雰囲気の村でした。
道を20分程歩くと宿泊施設であるタライロングハウスに到着しました。
ジャングルの中にある施設であり、木の階段を登っていくとロングハウスが見えました。
そこでまたまた衝撃を受けます。
ロングハウスの中はびっしりと蚊帳のついた布団が並べてあり、布のカーテンで男女が分かれてあるだけの部屋でした。そこら辺に蚊や虫が飛んでいるので、寝るときには蚊帳が必要でした。
部屋は薄暗く、電気は朝と夜の暗い時間にしかつかないらしく、ご飯は中央にある長いテーブルで外で食べる様になっていました。
シャワーとトイレは別の建物にありましたが、シャワーは水圧がとても弱く、お湯なのか水なのかよくわからないぬるいシャワーだったり、完全に水シャワーの日もありました。
ここで4日も過ごすのか...と思うと、1日がとても長く感じまじた。昨日までのホーチミンのホテルのベットや快適な生活が恋しくなりました。
しかし、ロングハウスでのご飯は三食どれも美味しく量もあり、Wi-Fi環境も良好だったため、ロングハウス内にいる間は不自由なく携帯が使え、更にスタッフの方々がとても気さくで優しく、それが唯一の救いでもありました。
ロングハウスに着き昼食を済ませると、村の美術館に行きました。村の美術館と行っても誰もが想像するような大きな建物に厳重な管理がされているなどというものではなく、一軒家のような建物で中にはたくさんの写真が飾られていました。
美術館の中には、昔のタライ村の写真や村で使っていた小道具などがありました。そこで私たちはタライ村の歴史について学びました。
その後にはベトナムの刺繍のスカートを見たり、どうやって作るのかを見たりしました。
美術館見学を終え、ロングハウスに戻るとある事件が起こります。なんと、日本人メンバーのKくんの布団から、一匹のサソリが出現しました。それを見てKくんは大絶叫。周りのメンバーも大騒ぎしていました。
そんな大騒ぎな事件の後、夕食を済ませるとスタッフの方から明日のスケジュールを告げられました。明日はサイクリングに行くから朝早く起きるということ。たくさん動いて疲れるから今日は9時には寝てゆっくり休むこと。9時消灯・・・。
「明日はそんなに疲れるのか」と不安が募りました。
しかしこのこの時にはまだ、翌日にどれ程過酷な経験をするのか知るよしもありませんでした。








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